もっとも基本的がゆえに、一番テクニックの差が出る正常位。
いまいち動き方がわからず、相手が本当に気持ち良く思っているか不安になったことがある人も多いでしょう。
実は正常位はちょっとしたコツを押さえるだけで何倍も快感をアップできるのですが、ほとんどの男性はそのテクを知りません。
逆をいうと、そのテクを味わった経験のない女性がほとんどのため、実践できれば「セックスが上手い」と思われるのは間違いないでしょう。
この記事で紹介しているやり方・動き方・コツを押さえて、ぜひ試してみてください!
正常位は、女性が仰向けに寝た状態で足を広げ、男性がその広げた足の間に身体を割り込ませて挿入する体位です。
セックスの基本的な体位のため、別名「通常位」と呼ばれる場合もあります。
以下で詳しく見てみましょう。
正常位は、セックスにおけるもっとも基本的な体位です。
男女が向かい合って挿入する、という一般的な体位であり、また正常位から派生する体位も多いためもっとも基本的として知られています。
また、「男性が比較的自由に動ける」のも正常位が基本的な体位とされる理由のひとつです。
挿入の角度がコントロールしやすくさらに挿入しながら胸を触る、キスをするなど愛撫がしやすい点も正常位が体位として優れている部分と言えるでしょう。
正常位は相手と向き合う体位なので、「男性の表情を見ながらリラックスしてセックスできる」と女性からも人気を誇っています。
そして男性が女性に覆いかぶさる形で密着できる点も、正常位の女性人気が高い理由です。
女性は「好きな男性と触れ合っている」状況に安心と愛情を感じやすくなり、リラックスして女性がイキやすい状態に繋がります。
特に女性は肉体的にも精神的にも繋がりを大切にする生き物なので、そういった意味で正常位が人気を誇っていると言えるでしょう。
正常位は女性に人気の体位なので、正常位が上手い男性は女性から「セックスが上手!」と喜んでもらえます。
女性から「正常位が上手い」と思われるためにも、正常位の基本を押さえておきましょう。
正常位に関わらず挿入前はしっかりと前戯をおこないましょう。前戯が不十分だと女性の腟内が愛液で濡れないため、摩擦が強すぎて挿入しにくく痛みを感じさせてしまいます。
こうなってしまうと一発で「セックス下手」の烙印を押されてしまってもおかしくありません。このような事態を防ぐためにも、しっかりと前戯をおこなって女性の腟内が愛液でたっぷり濡れたことを確認してから挿入してください。
膣内が濡れているかを確かめるときは、指を優しく挿入して確認するのがおすすめですよ。
女性に仰向けに寝てもらったら、そのまま膝を立てて足を開いてもらいましょう。
このとき女性が足を伸ばした状態だと腟口に上手い具合にペニスが当たらず、なかなか挿入できません。膝を立ててもらうことで腟口が見えやすくなり、お互いの下半身を密着させてスムーズに挿入できます。
また挿入するときは一気に奥まで突っ込むのではなく、ゆっくり少しずつ入れていくようにしましょう。たとえ膣内がしっかり濡れていても、いきなり挿入すると女性に痛みを感じさせてしまう恐れがあります。
上手く挿入できたら、そのまま腰を動かしてピストン運動をします。
このときも最初からガンガン腰を振ってしまうと女性に痛みを与える可能性があるため、最初はゆっくりと動いて、女性が痛がっていないか確認しながら徐々に動きを激しくしていきましょう。
またずっと同じリズムでピストン運動をしていては、女性も男性も気持ち良さに慣れてしまいます。激しく動いたり細かく動いたり上体を寝せたり起こしたりして、ペニスの挿入角度を工夫してみるとより快感を得やすくなります。
女性が上手いと思う正常位の動き方はずばり「腰だけを動かす」というものです。
ピストン運動に慣れていないうちは、腰だけでなく全身が動いてしまいがちです。
全身を動かしてしまうと衝撃が分散してしまい、挿入で腟内に与える刺激が弱くなり快感もそれだけ弱まってしまいます。
そこで、腰だけを動かすように意識すると腟内をピンポイントで刺激することが可能です。
奥に挿入したペニスを、上体を動かさずに腰の動きのみで出し入れする、といった動きを常にイメージしながらピストンしてみてください。
気持ち良い正常位をするにはコツがあります。より満足度の高いプレイをするには、女性の協力は不可欠です。
お互いにとって気持ちの良いセックスをするため、これから紹介するコツを一緒に試してみてください。
正常位をやるとき腰ではなく肩を持つとピストンがしやすくなります。
ほとんどの人は両手で腰を持っていると思いますが、それだとピストンした力が逃げてしまいます。
片手で良いので、肩を支えることで力が逃げなくなりしっかりと力を女性器に届けられるのです。
女性の快感がアップするだけではなく、単純にピストンしやすくなるためぜひやってみてください。
女性は脳で感じるので、正常位をしているとき相手の目を見つめるのもテクニックのひとつ。
ピストンしているときに相手の目をじっと見つめてあげましょう。
これをやるだけで女性の感度はかなり上がります。非常に簡単なのに、明らかに女性の感じ方が変わるのでおすすめです。
またMっぽい相手なら、羞恥心で興奮する可能性もありますよ。
目を見つめるのと同じ論理ですが、手を繋いであげることで女性は精神的に満足し、快感がアップします。
おすすめは片手で肩を押さえ、もう片方の手で相手の握るやり方。
「そんな器用なことできない」と思うかもしれませんが、そもそも正常位では激しくピストンをする必要がないため、意外と簡単にやることができますよ。
これはどんな体位にもいえますが、ピストン中は手を遊ばせないようにしましょう。
正常位で片手で相手の肩を押さえているときは、もう片方は手を握ったり他の性感帯を刺激するのがおすすめです。
乳首が性感帯の女性なら乳首を触ったり、耳が性感帯なら耳を触ったりと、空いている手を作らないようにするのがセックスの上手い男ですよ。
正常位には、正常位から派生したバリエーション豊かな体位があります。毎回ワンパターンだと、どうしても飽きがきてマンネリ化してしまうもの。
さまざまな正常位のバリエーションを学んで、セックスに常に新鮮さを加えられるようにしましょう。
「松葉崩し」とは男女の足をVの字になった松の葉に見立て、それを交差させて挿入する体位です。男性が女性の片足を担ぎ上げるように肩に乗せて、足の間に身体を割り込ませて挿入します。
「松葉崩し」は、結合部の密着度が高くなるのがメリットです。しっかりと挿入できるため女性の腟奥を突きやすく、さらに男性が動きやすい体位です。
「屈曲位(深山)」とは、女性の両足を上げて腰を浮かせた状態で挿入する体位です。
女性の両足を男性の両肩に乗せ、体をふたつに折り曲げるような形での挿入になります。「マングリ返し」の体勢を取らせて、そこにのしかかるように挿入する体位、と考えると理解しやすいでしょう。
「屈曲位(深山)」は腟口が上を向くため男性が挿入しやすく、腟内を刺激しやすいため女性の快感が高まりイキやすい体位と言われています。
ただし体が固い女性にとっては、少しツラい体位なので確認してからおこなう方がセーフティーです。
「駅弁」は男性と女性が向き合い、男性が女性を膝の部分で抱きかかえ挿入する体位です。AVでマッチョな男優が披露することが多いため、見た経験がある人もいらっしゃるでしょう。
駅弁により女性が宙に浮いた状態になると、重力で挿入が深くなりお互いの快感が高まります。また「落とされないように」と密着するのも、快感を高めるのに一役買っています。
ただし女性を落としてしまう危険性や男性が腰を痛めてしまう可能性もあるので、無理はしないほうが良いでしょう。
「だいしゅきホールド」は正常位の体勢で女性が両足を男性の腰に回し、しっかりとしがみつく体位です。「だいしゅき」とは「大好き」を意味しており、インターネット掲示板を発祥として広まりました。
「だいしゅきホールド」は女性が男性の体を足で固定するため、密着度が高まるのが特徴です。男性はペニスを抜けなくなるので、ずっと挿入し続けるしかないという状況により興奮を高められる体位と言えるでしょう。
「達磨返し」は女性の両足を曲げてスネと太ももの部分で縛り、体を丸めた状態で挿入する体位です。形としては「屈曲位(深山)」と似ており、女性の足を縛るか縛らないかで呼び名が変わります。
「屈曲位(深山)」と同じく、より深くペニスを挿入できるため女性の快感が高まりやすいです。また「女性を縛る」という行為からSMチックな雰囲気があり、その割に難易度は低いためセックスに刺激を加えるにはピッタリでしょう。
「千鳥」は女性が膝を曲げて後ろに寝て、足を閉じた状態で挿入する体位です。女性は正座をした状態で後ろに寝転び、そのまま男性が挿入する、と想像するとわかりやすいでしょう。
「千鳥」では女性が足を閉じた状態での挿入が前提となるため、腟の締め付けが強くなり男性も女性も快感を得やすくなります。また自然と女性の腰が浮いた状態になるため、挿入とピストン運動をしやすいのがメリットです。
ただしこちらも女性の体が固いと、かなりツラい体位となります。またあまり長時間おこなうと足を傷めてしまう可能性もあるので、無理は禁物です。
「伸長位」は足を伸ばした状態で仰向けに寝た女性に男性が覆い被さり、挿入する体位です。女性は足を真っすぐ伸ばすため、通常の正常位よりは挿入しにくくなります。
ただし女性が足を閉じている分、膣の締め付けは通常の正常位より強くなるのが特徴です。また女性は俗に言う「足ピン」の状態をキープできるので、イキやすい体位とも言えるでしょう。
セックスの基本とも言える正常位ですが、実際におこなうときには注意点もあります。しっかりとポイントを把握して、セックスを楽しめるようにしましょう。
正常位は、女性の性器の種類によってはやりづらい場合もあります。女性器には「上付き」か「下付き」か、の違いがあるからです。
簡単に言えば「上付き」とは、仰向けに寝たときに膣がお腹側にある女性、逆に「下付き」とは同じ状態で膣がお尻側にある女性です。「上付き」の女性は正常位のとき男性が挿入しやすい、一方「下付き」の女性はその逆と考えると良いですよ。
女性器が「下付き」で、どうしても正常位がやりづらいならほかの体位にチャレンジしたほうが快感を得やすいでしょう。
また「上付き」「下付き」は、同じ女性でも年齢や姿勢によって変わってきますので、正常位の感じ方が変わってきたら、臨機応変に体位を変えるようにしてください。
正常位は、基本的に男性が女性に覆い被さる形になる体位です。
密着度を高めるために男性が女性にのしかかるわけですが、あまり体重を掛け過ぎると女性が押し潰されてしまいます。
「重い」「息苦しい」などの状態になってしまったら、女性は気持ち良くなるどころではありません。特に男性はフィニッシュ近くになると、無我夢中になって女性への気遣いを忘れがちになります。
女性に苦しい思いをさせないように、体重のある男性はなるべく上体を起こすか自分で自分の体を支えるようにしましょう。
正常位は女性の体が固いと足をしっかり広げられず、男性がピストン運動しづらい欠点があります。
しばらくは我慢できても、正常位を長時間続けていると股関節が痛くなってしまう場合もあるでしょう。
体の固い女性が正常位をしっかり楽しむためには、ストレッチをして体の柔軟性を確保しておく必要がありますよ。
セックスの基本である正常位は、基本だからこそ難しい体位でもあります。
正常位が上手いと、それは「セックスが上手い男」という評価に結びつきます。
この記事でご紹介したやり方やコツは簡単なものばかりなので、ぜひ試してみてください!