「前立腺を刺激すると、射精による快感以上のものが得られる」そんな噂を耳にしたことがある男性は多いのではないでしょうか。
前立腺(ぜんりつせん)は、男性だけにある臓器で尿道を囲むように存在しています。ということは、この前立腺を刺激するには肛門から指を入れる必要があります。
前立腺による快感を体験したくても、肛門に指やバイブを入れることに対して抵抗を抱きますよね。
そんな方でも、前立腺による快楽を得られる方法があります!それが今回ご紹介する「会陰オナニー」です。
会陰オナニーは、その名の通り「会陰」を刺激して快楽を得るオナニー。会陰の裏側に前立腺があるため、コツさえ掴めば会陰オナニーでドライオーガズムを経験できますよ!
ぜひ記事の最後まで目を通していただき、会陰オナニーのやり方やコツを掴んでくださいね。
「会陰(えいん)」は睾丸から肛門までの3cm~8cmにわたる部分です。会陰にあるスジのような一本線が蟻の行列を連想させるため、「蟻の門渡り(ありのとわたり)」と呼ばれることもあります。
そんな会陰は多くの神経が集まる「陰部神経叢(いんぶしんけいそう)」という部分のため、触れるとビクッとするような感覚があるはず。ここを指やバイブといった大人のおもちゃで刺激して快楽を得るのが会陰オナニーです。
とはいえ、ほとんどの男性は最初から会陰で快楽を得られるわけではありません。会陰は開発することで、最終的にはドライオーガズムが可能になるのです。
「会陰がある場所はなんとなくわかったけど、どうやって刺激するの?」と疑問を抱いた方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、会陰オナニーのやり方をご紹介します!
以下の4つのステップを基に実践してみましょう。
会陰オナニーをする時は、脚を左右に開いた状態、いわゆる「M字開脚」の体勢を取りましょう。M字開脚は会陰に触れやすいだけではなく、前かがみになって会陰の場所を確認できます。
女性がクリトリスでオナニーするイメージを思い浮かべながらM字開脚の姿勢を取ると、ドキドキ感が高まってより興奮できるはず!
ただし重心が傾き体勢を崩しやすいので、背中を預けられる場所で行いましょう。椅子やベッドのうえなど、体勢を安定させられれば、安心して会陰オナニーに集中できますよ。
まずは、利き手指のお腹の部分で会陰全体を優しく撫でます。最初はゾワゾワした感覚だけで快感は得られないかもしれませんが、根気よく触れていくことが会陰で気持ちよくなるためには大切です。
そして、会陰を撫でる強さや速さを変えていき、一番気持ちよく感じる場所・刺激を探します。
気持ちいい触り方がなかなか見つけられない時は、会陰を女性の膣に例えてみましょう。女性の膣口を指で刺激する時のように触れると快感を得やすいですよ。
また、会陰の性感帯は陰嚢の一番下から陰嚢のつけ根部分にあることが多いと言われています。会陰全体を触っていく中で肛門付近が気持ちよく感じた場合は、アナルでのオナニーも試してみると良いでしょう。
快感を得られる場所がわかってきたら、中指に少し力を入れてその部分を刺激してみましょう。会陰の内側にある前立腺を意識しながら、ゆっくり押し込むようにグ~っと力を入れていきます。
この時、押し込む力の強さやリズムを変えることで気持ちよさの感覚が違ってきます。長く強めに押し込むと、会陰から気持ちよさがじんわりと広がっていくような感覚を得られたり、トントンと軽く叩くようにすれば、快感が弾けるような感覚を得られたりします。
また、会陰を刺激しながら陰嚢縫線(陰嚢の裏側にある筋)にも触れてみると、より快感が増すはず。陰嚢縫線の場所がよくわからないという方は、会陰を刺激していない方の手で陰嚢全体を揉むようにすると良いでしょう。
会陰を刺激する際は強く押すだけでなく、トントンとリズムよく指圧するのもおすすめです。人差し指と中指、もしくは中指と薬指、どちらか2本の組み合わせで、一定のリズムで会陰を軽く押していきます。
一定のリズムで指圧を続けていくと、どんどん快感が高まってきます。会陰オナニー初心者も根気よく取り組んでみましょう。慣れている方の場合は、5分~10分ほどで快感が訪れるはず。
また、刺激を続けていく中で心地よさを感じられなくなったら、指圧している指の位置を少しずらしましょう。
指の位置を調節しながら会陰へ刺激を続けていると、ある瞬間で全身を突き抜けていくような快感を得られます。この感覚がドライオーガズムです!
ドライオーガズムとは、射精を伴わない絶頂のことです。全身がしびれるような快楽を得られると言います。
ちなみに、女性が膣内で得るオーガズム(通称「中イキ」)に似た感覚のため、連続して絶頂を迎えることもできますよ!
手や指を使って会陰を刺激するだけで快感を得られる会陰オナニーですが、道具を用意したり会陰と一緒に別の性感帯へ触れたりすることで、より深い気持ちよさを得られます。
さっそく、会陰オナニーの快感をさらに高めるコツを見ていきましょう!
会陰をローションでヌルヌルにしておくと、指で直接触れるのとは違った感触を楽しめます。
膣液で濡れた女性の膣口を愛撫するつもりで触れてみると、より興奮が増しますよ。この時、喘ぎ声を我慢しないのも快感を得るポイントです。
また、ベビーパウダーを用いるのもおすすめ。ベビーパウダー独特のサラサラした感触は、フェザータッチとの相性が抜群です。会陰全体を指で優しく撫でる時に使えば、背筋がゾクゾクするような気持ちよさを感じられるでしょう。
会陰は刺激を重ねるごとに快感を覚えるようになります。そのため、最初はなかなか気持ちいいという快感を得られないでしょう。
そんな時は、会陰を刺激しながらほかの性感帯にも触れましょう!特に会陰オナニーは、乳首オナニーとの相性が抜群です。
会陰を指で刺激しながら、乳首に触れます。乳首に触れる時は指先で擦ったり、爪先で掻いたりするようなソフトな刺激から始めると、じんわりと快感が高まってきますよ。
また、アナルに触れることに抵抗がない方は、会陰を刺激しながらアナルに触れてみましょう。
アナルに指を入れるのではなく、アナル周辺を指で刺激します。アナルは会陰の裏で神経が繋がっているため、アナル周辺を擦っているだけでも快感を得ることができますよ。
一方、ドライオーガズムを希望している方には不向きですが、あぐらをかくような形で座り、かかとで会陰を圧迫しながらペニスを手コキするのも会陰オナニー初心者におすすめのテクニックです。
電マやローター、指サック、ゴム手袋といったアイテムを使用するのもありです。会陰に触れるものの感触や質感が変わると、得られる快感も違ってきますよ!
電マやローターといったアダルトグッズを使うと、会陰をずっと指で刺激する必要がなくなります。刺激も激しくなるので、より強い快感を得られるでしょう。
ほかにも、イボやブラシがついた指サックやゴム手袋を使えば、イボのコリコリとした触感やブラシのゾクゾクする感覚を楽しめます。指で触れる時とは違った快感を得られますよ。
そのほか、ツボ押し棒といったアイテムもおすすめです。100円ショップやドラッグストアなどで購入でき、手軽に手に入るのが嬉しいところです。
会陰オナニーのやり過ぎや強い刺激の与え過ぎなどは、日常生活に支障をもたらすことも……。
気持ちよい会陰オナニーを実現するためにも、リスクを確認しておきましょう。
膣内射精障害とは、オナニーでは射精できても、パートナーとの性交で遅漏の状態になることを指します。
膣内で感じられる快感は主に摩擦によってもたらされるため、摩擦以上の強い刺激でオナニーをしていると感度が鈍り、膣内射精障害になってしまうことがあります。
会陰を短期間で何度も刺激したり、電マやバイブなどで力強く押したりするような強い刺激は膣内射精障害を引き起こす原因になりかねません。
また、テーブルや椅子の角に会陰を押し当てるいわゆる「角オナニー」も刺激が強すぎるので、頻度は抑えたほうがよいでしょう。
さらに、会陰オナニーはやり過ぎてしまうと陰部神経に負担がかかり、尿漏れといった排尿障害を引き起こす恐れも。
陰部神経とは、尿道括約筋を制御する神経のこと。この神経に負担がかかると、尿漏れや炎症などを起こす危険性があると言われています。
会陰は皮膚が薄くデリケートなため、あまり強く擦ると痛みやかゆみを引き起こしてしまいます。
また、会陰に擦り傷といったケガができてしまうと、下着や服が擦れるたびに痛み、日常生活に支障をきたします。
万が一、会陰に痛みやかゆみを感じた場合は、泌尿器科もしくは皮膚科へ足を運びましょう。専門医の指示を仰ぎ、治療を行ってください。
会陰で感じられる快感は、ドライオーガズムに通じています。
射精を伴わないドライオーガズムは何度も絶頂できるというメリットがありますが、何度も絶頂できるからこそ体力を消耗するといったデメリットもあります。
そんな会陰オナニーを毎日続ければ、当然疲労は蓄積されていくばかり。仕事や学校にも悪影響を及ぼしかねません。疲労感や倦怠感を覚え始めたら、会陰オナニーの期間を少し空けましょう。
会陰オナニー上級者になってくると、ふとした瞬間に急な快感が襲ってくることも。
たとえば、自転車のサドルに跨った時や椅子に座って足を組んだ時、なんとはなしに睾丸が会陰に触れた時など。こちらが意図しないタイミングで快感を得られるようになってしまうのです。
もちろん、こういったケースは稀ですが、万が一でも職場や電車内といった公共の場で興奮している姿は絶対に見せられませんよね。
会陰オナニー上級者は「週1で刺激する」といったルールを決めて快感をコントロールすると良いでしょう。どんなオナニーもやり過ぎは禁物です!
最初のうちは会陰を刺激してもうまく快感を得られないかもしれません。
なぜなら、会陰で快感を得られるようになるには開発が必要だからです。会陰を性感帯にするためには、一度で諦めず、根気よく刺激していきましょう。
まずは優しく撫でるように触れるところから地道に刺激していけば、会陰も立派な性感帯に変わっていきますよ!
また、乳首やアナル、睾丸、ペニスといったほかの性感帯と同時に刺激するのも良いでしょう。いろいろな方法を試してみてくださいね。
肛門から睾丸までの間にある「会陰」。この会陰を刺激して快感を得るオナニーを会陰オナニーと呼びます。そんな会陰オナニーのやり方は以下の通りです。
1.両足を左右に広げてM字開脚の体勢を取る
2.会陰全体を利き手指の腹で優しく撫でる
3.気持ちよさを感じた場所に利き手中指を当てて振動させる
4.リズムよく会陰部を圧迫する
最初のうちは、会陰を刺激してもなかなか気持ちよさが得られない可能性があります。そういった時は、会陰と一緒に乳首やアナル、ペニスなどほかの性感帯に触れて快感を刷り込みましょう。
また、会陰の裏側には前立腺があるため、この会陰で快感を得られるようになると、ドライオーガズムを体感することも可能と言われています。ドライオーガズムの快感を一度味わうとグンと快楽の世界が広がります。ぜひ会陰オナニーを極めて、ドライオーガズムの快感を体験してみましょう!